みんなのすまいる・あくしょんREPORT







野洲市にある森利工務店さんはモデルハウスや敷地を活用し、子どもたちが笑顔でいられる様々な居場所作りの活動を行っておられます。
まずは、ずーっと繋がるみんなの居場所【Mom’s heart(マムズハート)】としての活動。
妊娠期から産後、就園・就学してからもずっと来られる居場所の拠点をモデルハウスにおいておられます。活動を始めるきっかけとなったのはサークル代表・森さんの妊娠。
市のマタニティサロン情報を見つけて参加してみたとき、参加者の多くが次月に出産を控えていて、市内に知り合いがいない、頼れる人がいない状況にあったそうです。
そのとき「切れ目のない居場所があれば」と考え、活動の発端に。
現状マタニティサロンは“妊娠期対象”、地域の支援センターでは“未就園児対象”となっているため、保育園に入ってしまうと利用できないという縛りがあります。
「ずっと来ていい」という安心感と、赤ちゃんのときから来ていた子たちが大きくなり、今度は赤ちゃんや小さい子たちのお世話をするという異年齢交流の循環も生まれているようです。
そして森利工務店さんでは、家づくりで出る端材を活用した子ども向けのワークショップも開催されています。
地域在住の作家さんとコラボし「〇〇を作りましょう」と出来上がりの決まっているものもあれば、自由に好きなものを作る回もあり、子どもたちの創造力が掻き立てられます。
自社内だけでなく、市内外で開催されるイベントへの出店や出店されている方のサポートをしたり、イベント内だけでなく普段から近隣に子ども達に制作用に端材を譲ったりすることもあるそうです。
不定期で開催されるマルシェやお祭りでも、地域の作家さんや出店者さんと協力しあい子どもたちが楽しめる工夫がいっぱい!
“こどもたちのわくわくを生み出す居場所”としても地域の役割を果たしておられるようでした。
公開日/令和7年1月28日