みんなのすまいる・あくしょんREPORT









出張専門の和心助産院さんは、近江八幡市で地域助産所相談や産後ケア、新生児訪問を担当し、産前産後のご家庭に寄り添って活動している助産師さんです。
県内の子育て支援施設やイベントでも、親にも赤ちゃんにも負担の少ない抱っこの方法や親子でのふれあいの大切さを、タッチケアなどの実技を交えながらわかりやすく教えてくれます。
抱っこは「誰でもできる」と思われがちですが、ちょっとした工夫で大人の体の負担を減らせるだけでなく、赤ちゃんの発達や眠りにもいい影響を与えられる、最高のスキンシップになります。
日々のふれあいの中で、赤ちゃんが「心地よい触れ方」と「不快な触れ方」を自然に学ぶことは、「同意」や「境界線」を知る大切な一歩にもなるそうです。
また「体ってよくできている」「わたしは大切な存在」と感じる経験は、性教育の基礎となり、将来の性暴力の加害・被害の予防にもつながると言います。
「親子の関わりの中で、自分も周りの人も大切にできるように」——そんな思いを込めて、和心助産院さんは今日も活動を続けています。