2021年に設立された「リトルベビーサークル　滋賀のCOAYU」。
小さく生まれた子どもとそのご家族の居場所として県内各地で活動されています。

団体設立のきっかけは、代表 小島かおりさんの低出生体重児の出産経験。
自身が思い描いていた理想の出産からはかけ離れていて、赤ちゃんと同室で過ごせない、一緒に退院できない、通院の続く産後を送らざるを得なくなったそうです。
そんな経験を通じ、命に不安を抱えながらNICUに通う家族が「ひとりじゃない」と感じられるよう、

◎びわこリトルベビーハンドブック（NICUに入る経験を持たれたご家族向けの低出生体重児用の母子手帳のサブブック）の発行を滋賀県に要望

◎毎年11月17日世界早産児デーにNICUに感謝のメッセージを贈る取り組み
◎リトルベビーのおられるご家族を対象に、共に成長を喜んだりサポート情報等共有したりすることを目的とした交流会の開催

◎NICUで育つ赤ちゃんが必要とする母乳バンクの周知・啓発活動
◎早く小さく生まれた子どもたちの写真展の開催

など、リトルベビーとそのご家族の安心・笑顔のため、多岐に渡り活動を行っておられます。

現在は【授乳室での搾乳にご理解ください】という主旨のポスターを制作し、県内各地の授乳室に掲示の協力を募っておられるそうです。

NICUにおられるお子さんのために母乳を出さなければいけない、そんなお母さんが気軽に授乳室を使えるための啓発ポスターです。
経験したからこそわかる当事者に寄り添った活動が、たくさんのリトルベビーとご家族の笑顔を増やし続けておられます。

公開日／令和6年9月28日