みんなのすまいる・あくしょんREPORT
すまいる・あくしょんは滋賀県内31,320人の子どもたちの声から生まれた新しい行動様式です。
当時のアンケート実施より1年が経ち、子どもたちの気持ちはどう変わったのか?もしくは変わらなかったのか?改めて子どもたちの声を聞く機会を設けました。
今回は草津市の英数塾STfunさんにご協力いただき、中学1年生~高校3年生の60人にアンケートを実施しました。
【アンケート結果から】
・コロナ禍で子どもたちが家で机に向かう時間は増加傾向にある。リモート学習など自分で勉強をすすめるという新しい勉強方法が自分に合っていると感じた子どももいる一方、自分で勉強をすすめるのが苦手、分からない問題を質問しにくい、などコロナ禍での新しい勉強方法にネガティブな印象を持っている子どももいる。
・家で過ごす時間が増えたことで、自分の将来や学習の進め方について考えるなど自分に向き合う時間も増えた。その中で、休校により勉強が遅れていることやオープンキャンパスに行けなかったことなど将来に対して不安を感じたという回答も多く見られた。
・ニュースから感染症の知識が身につき、日常生活でも感染対策をしている為、コロナに感染しないだけではなく風邪も引きにくいという回答が多かった。一方、休校期間に運動不足や睡眠時間、食生活が乱れたと生活習慣の悪化を感じている子どもも多い。
・子どもたちは友達や親戚に会えないことをストレスに感じていたが、電話やリモートで連絡を取り合ってコミュニケーションと取る機会を作り過ごしている。
・子どもたちはコロナが終息しないのは大人のせいだと感じており、子どもたちがコロナにのせいでたくさんのことを我慢しているということを知ってもらうこと、大人が自粛することを求めている。
【すまいる・あくしょん 02 今の気持ちを伝えよう】
実行委員会では今後も定期的に子どもの声を集める機会を設け、すまいる・あくしょんの事業内容に反映させていきたいと思います。
大人たちは子どもたちの気持ちをいつでも受け止められる環境づくりに取り組みましょう。
==========以下はアンケート集計結果詳細==========
令和3年8月実施
「すまいる・あくしょんアンケート」 (回答数60人)
( )は人数 ※重複回答もあるため、人数とは一致しないものもあります。
①コロナ禍で良かったこと、新しい発見(勉強、進路)
・遊べない環境だったため、勉強時間増えた(20)
・進路について調べる、考える時間が増えた(7)
・自分のペース(リモート学習、配信授業)で学習をすすめることができた(3)
・家族と過ごす時間が増えた(2)
・部活の楽しさと大切さを知った(2)
・休校のときダラダラした経験から、時間を無駄にしてはいけないと実感した(2)
・英語の文法が出来るようになった
・休校になって嬉しかった
・これまで環境に恵まれていたことを実感した
・周りに目を向けれるようになった
・休みが少し増えた
・自分の好きなことを発見した
・整理整頓ができた
・パソコン(タブレット)が使えるようになった(2)
・第一志望の高校に合格した
・毎日の練習を大切にするようになった
・ボランティア活動に参加できた
・去年(2020年)のプールの授業がなくなった
・特になし(12)
②コロナ禍で困ったこと、悲しかったこと(勉強、進路)
・学校行事(修学旅行など)、大会が中止(縮小)になったこと(8)
・オープンキャンパスに行けなかったこと(4)
・休校による勉強の遅れに対する不安(4)
・学校に行けなくて、勉強時間が減った(できなかった)(5)
・勉強時間が増えた(家で増やされた)(3)
・学校の宿題にわからない問題があった(3)
・友達と会う時間が減った(3)
・自由に出かけられないこと(2)
・学校に入学してもなかなか行けなかったこと(2)
・勉強などに質問を直接できなかったこと(2)
・オンライン学習でインターネット接続環境が整っていなかった
・リモート授業(学校、塾とも)が自分に合わなかった(2)
・受験生であるという自覚がなかなか生まれてこなかった
・オンライン授業ばかりにならないか不安
・グループ活動や友だちの意見を聞く機会が少なくなった(2)
・部活ができなかった
・ダラダラし、時間を無駄にした
・学校の勉強についていけなかった(2)
・マスクを毎日つけなければいけないこと
・コロナになることが不安
・特になし(16)
③コロナ禍で良かったこと、新しい発見(心身、生活)
・休みやゆっくりする時間が増えた(8)
・感染症対策により体調を崩さなくなった(7)
・自分に向き合う時間が増えた(5)
・睡眠時間が増えた(4)
・健康に気をつけるようになった(3)
・家族と過ごす時間が増えた(特にお父さんと)(3)
・感染症の知識が増えた(2)
・外に出ないので日焼けすることや夏バテすることがなかった
・コロナに感染せず、毎日健康に生活できていて嬉しい
・感染症対策することが当たり前になったこと
・道があまり渋滞しない
・友達とたくさん遊べた
・友達の大切さを知った
・家の手伝いをするようになった
・割引していることが多くなった
・ワクチンが打てて安心した
・オリンピックが開催されたのが嬉しい
・勉強に対するモチベーションが向上した
・生活習慣をかえるのは難しいと発見した
・自分の新たな性格が見つかった
・学校への登校時間が混雑を避けるため遅くなったので寝る時間が増えた
・趣味に没頭する時間が増えた
・自転車の楽しさ
・コロナじゃなくても学校行事が新しくなった
・特になし(12)
④コロナ禍で困ったこと、悲しかったこと(生活、心身)
・マスクをつけること、マスクで苦しい(14)
・体を動かす機会が減った、運動不足(9)
・自由に出かけられないこと(9)
・生活習慣が乱れた(7)
・体重が増えた、コロナ太り(3)
・コロナに感染しないか不安(3)
・友達と会えなくなった(3)
・マスクをつけていると暑い(2)
・外出できないことにストレスを感じた(3)
・人と話す機会が減った(2)
・大人数や外での運動ができなかった(2)
・部活ができなくて悲しい(3)
・大会の観客が減ったこと
・学校行事がなくなったこと
・20時以降遊べないこと(まん防)
・帰省していいのか悩む
・朝早くに起きれなくなった
・動きたくなくなった
・マスクを長時間つけていると耳が痛い
・体温を測ることが多くて面倒くさい
・習い事が休みになってしまった
・特になし(6)
⑤コロナ禍で良かったこと、新しい発見(家族、友人、人間関係)
・家族と過ごす時間、話す時間が増えた(27)
・リモートや電話で友達と話すことができた(5)
・友達の大切さを改めて感じた(2)
・みんなで遊ぶ楽しさを知った
・友達と連絡を取り合う頻度が増えた
・マスクで表情がわかりにくいので以前より目を見て話すようになった
・友達とおうち時間を楽しんだ
・友だちが増えた(2)
・友だちと遊べる時間が増えた
・友達とゲームで遊べた(2)
・休校後に友達と毎日会えることが嬉しく感じた
・友達を心配した、気を使えるようになった
・以前より周りに目を向けるようになった
・昔の友人とたくさん遊んだ
・特になし(15)
⑥コロナ禍で困ったこと、悲しかったこと(家族、友人、人間関係)
・友達と遊べる機会が減った(17)
・友達と直接会えなかった(15)
・親戚や遠くの友達に会いに行けない(4)
・友達の笑顔や表情がわからない(4)
・新しい友達を作るのが難しかった(2)
・旅行ができなくなった
・お手伝いをしなければいけなくなった
・クラスが面白くなかった
・大人数で集まれない
・マスクをしているため、話すときの声が大きくなった
・青春、学校行事、楽しみが奪われた
・お父さんがあまり帰ってこられなくなった
・感染症対策をしていない友達を注意しなければならない
・マスクが邪魔
・家族などと常に一緒にいるので、ストレスでぶつかることも多くなった
・県外への旅行に行けなくなった
・特になし(12)
⑦大人たちに伝えたいこと
・家で自粛してください
・コロナを撃退して自由になれるように今は一緒に我慢しましょう!
・オリンピック開催するなら、修学旅行ぐらい好きなところに行かせて欲しい
・無責任な行動はあまりしないように!!
・飲みに行くの控えてください!!私たちの青春を奪わないでください!
・大人の人達がマスクをつけず、他県に行ってコロナに感染してしまったせいでいろんな行事や楽しみにしているものも無くなってしまっていることを知ってほしい
・マスクをつけなくなくて良い日はいつきますか?
・コロナが終息するように改善してほしいです
・コロナのワクチンについてデマを流さないで欲しいです
・残りの高校生活はコロナ前のように普通に過ごしたい!
・頑張ろう!
・コロナ早く終わってほしい
・税金を減らしてほしい
・感染が広まる中、様々な方法で教育の進歩を手助けしてくださりありがとうございます
・お仕事頑張ってください
・スキー行きたい
・校則緩くしてください(コロナに関する学校ルール?)
・ライブ等のイベントが有観客になってほしいです
・家族との時間を大切に
・コロナ禍で色々なことを経験できました
・誹謗中傷は何があってもしないでください
・オリンピック委員会、もう少し頑張って不祥事減らして
・医療従事者や政府の方が頑張っているので、世界中が協力していき、早くコロナをなくしていきたい
・政府が変異ウイルスに対して、同じ対策をしていても意味がないと思う
・コロナに気をつけてください
・特になし(36)
以上。ご協力いただいた子どもたち、英数塾STfunさん、本当にありがとうございました。